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 作者であるフランシスはイギリスの軍艦に乗り込んで、人質だった友人を解放したが、  イギリス軍としては、これから米国の砦を攻撃する予定であり、  このまま作者たちを返すとこれがバレてしまうので、  軍艦の中に足止めしておいた という状況  絵や文献などを参考にすれば、  アメリカ軍のマクヘンリー砦が、まる一日以上も  激しい攻撃を受け、1814年9月14日の朝を迎えたのだが、  拘束されている敵の船の中から この砦を見たところ、  まだ旗が翻っていたので、持っていた手紙の裏にしたためたらしい。
O say can you see, by the dawn's early light, what so proudly we hail'd at the twilight's last gleaming,
おぅ、いわば、みんな見えるかな、夜明けの早い光によって、 とても誇らしく僕等が(前日の?)黄昏の最後のきらめきの時に称えていたナニが、 O: oh (intj): 自己完結的な感嘆 ? say: (intj): 外部への語りかけ see: (vt)❶a): S + V + wh clause hail: (vt)❹: 目的語は what ここでは、歓迎か ? We hailed something so proudly at that time. からの MSV倒置 So proudly we hailed something at that time. からの 文脈に応じた関係代名詞あるいは疑問代名詞が導いている名詞節 そして文脈から、what が旗であることは自明なので、関係代名詞節 (間接感嘆文とするなら、How so proudly we hailed at that time.)
whose broad stripes & bright stars through the perilous fight o'er the ramparts we watch'd were so gallantly streaming ?
ソノ(旗の)太い縞々と輝く星々(それぞれ15ヶ)は、 苛烈な戦いのなかで、 僕等が見つめていた城塞群を覆うようにして、 それはそれは勇敢に たなびいていた。 whose stripes and stars were streaming ? を間接疑問文と見ると、 (what節とwhose節とが どちらも see の目的語として並列っぽく間接疑問文な名詞節を作って並んでいる感じ) ・上記から what so proudly の文は独立関係代名詞による名詞節 ・"誰の縞々と星々がたなびいているのか? ということ" となり、 人間の(whose)縞々と星々でなくてはならなくなる(実際には特注の旗) ・一つの文の中に、can you see ?とwhose stripes & stars ?と、 2つの疑問節が入ってしまう。 ので、 ● 先行詞を what とし、 関係代名詞 which の所有格 whose を含んだ名詞句 が導く節が、カンマによって非制限用法となって、 先行詞に追加説明を加える文を作っている。
次に、この非制限用法の名詞節?内の streaming は、 時系列的に前述の hailed した時と同時期の出来事 ? だから、see が作る従節内での出来事 ? それとも完全に区切って、can you see ... は現状での問いかけ的で 非制限以降で時系列を遡って夜の間の旗の様子を想像しているのか ? 夜間に たなびきつづけていた と見ると、 through the fight との相性が良いので、 can you see ... の部分は、 早朝 what ... hailed ... の部分は、 前日の夕方 非制限用法の節内の streaming の部分は、夜間
through ... と over the ... とが、どちらも副詞句であると見ると、 M1 と M2 な状況下で streaming している感じ (whose stripes & stars)(S) (through the fight)(M1) (over the ramparts)(M2) (were streaming)(V). で、倒置っぽく見える (進行形は、助動詞用法なbeと現在分詞形状の本動詞での述語動詞) ●1 普通は、主語が人称代名詞ではない場合は MVS なのだが、 Through ... over ... were streaming whose s & s. 主語が関係代名詞句なので、先行詞に近づけるために文頭に来ている ? ●2 あるいは、through the fight, over the ramparts を、 どちらも stripes & stars を後置修飾している前置詞句と見ると、 (whose stripes & stars through ... over ...)(S) were streaming. (a book on the desk is mine 的) しかし、「机の上の本」なら分かるが、 「戦いを通した星々」、「戦いの間中の星々」などというのは 印象が沸きにくい ? ●1 の倒置かも説と ●2 の名詞を後置修飾かも説とを妥協して、 リズムのための、前置詞句の、挿入的な配置による、副詞的な扱い とでも見てみる
And the rocket's red glare, the bomb bursting in air, gave proof through the night that our flag was still there.
そしてロケット爆弾の赤い軌跡が、 その爆弾が空中で爆発したりもしていて、 証拠を与えていた、夜の間ずっと、 僕等の旗がまだそこにあるぞという。 the rocket's glare に対して、 the bomb bursting なので、 (the rocket's glare)(S)となり、 その後、カンマで主語が the bomb であるような独立分詞句を挿入している rocket: ここでいうロケットは、ロケット花火のおばけのような、 爆薬推進型セルフタイマー爆弾のようなものらしい。 だから誤差で、空中でも爆発する。
O say does that star spangled banner yet wave o'er the land of the free & the home of the brave ?
やぁ、いわば、あの星がきらめいている旗はまだ翻っているよね、 自由(を勝ち得た)土地で、勇気ある者共を輩出した地に。 現在の疑問を表しているなかでの yet で、 「まだ~しているよね?」 do wave: Is that banner yet waving ? ばたばたと、はためいてる? Does that banner yet wave ? ひるがえり状態にある? (over A & B)(adv) land of the free: イギリスに勝利したから? home of the brave: 故郷ではなくて輩出した地としての home

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